トリートメントメニューの種類を解説
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当店のトリートメントメニューは、
①酸熱トリートメント
②Active Plex トリートメント
③システムトリートメント
④アフターリペア
の4種類があり、どのメニューでも髪質改善効果、質感向上効果が期待できますが、名前だけではそれぞれの特徴がわかりにくいので、1つずつ解説します。
①酸熱トリートメント
酸熱トリートメントは、3種類のトリートメントを混ぜ合わせて施術して、髪が動くたびにキラキラとしたツヤを実感いただける、ボリュームダウン、クセを抑えるといった、ストレートパーマに似た効果も発揮できるトリートメントです。
髪に補修成分を浸透させ、ストレートアイロンで熱反応させることで髪の内部に擬似的な骨組みを新しくつくることができます。また、酸性の薬剤で髪表面のキューティクルに収れん(ひきしめる)作用が働くので、手触りが良くなり、ツヤが出ます。ですが、ストレートパーマと違ってクセをしっかり伸ばすことはできませんので注意が必要です。
酸熱トリートメントには他にも注意点があり、髪の状態を無視して短い期間に繰り返したり、アイロンの熱を当て過ぎたりすると、キューティクルが過収れんを起こして髪が硬くなって手触りが悪くなったり、アイロンの熱で髪のたんぱく質が熱変性してゴワつきやチリつきの原因になったりすることがあります。それに加えて、ヘアカラーとの相性が良くなくて、色落ちしてしまいます。
当店では、複数のトリートメントを調合してあえてフルパワーの薬にせず自然な風合いを目指すことや、今の髪の状態やこれまでの履歴に応じてアイロンの当て方を工夫するなどして、酸熱トリートメントのデメリットに対応しています。
②Active Plex トリートメント
アクティブプレックストリートメントは、5種類のトリートメントを順番に髪に浸透、定着させて髪をしなやかな質感へと導き、ツヤのある素髪のような状態を実現する、次世代型トリートメントです。酸熱トリートメント同様、クセやうねり、エイジングヘアによる広がりを抑える効果もあります。
髪の補修(プレックス)成分を毛髪内部で蝶つがい状に結合させることで、しなやかに動く、アクティブプレックスとして定着します。
補修成分にはCMC 、酒石酸、ファイバーハンス、レブリン酸といった、今注目の成分が盛りだくさんで配合されていて、当店のトリートメントメニューの中では最大量の補修成分となっています。トリートメントを熱定着させるために最後はストレートアイロンで熱を加えますが、低めの温度でスルーするので熱ダメージがおきません。
カラーとも相性が良く、とくにケアカラーとの組み合わせはメジャーなトリートメント成分を網羅できて、軽めの仕上がりがお好みのお客様には最適です。反対にしっとりと重みのある仕上がりには髪質改善カラーをおすすめします。
また、酸熱トリートメントとは違って短い期間での繰り返しも有効で、時間がある程度かかってしまうこと以外、デメリットな部分がありません。
③システムトリートメント
システムトリートメントは、3種類のトリートメントを順番に浸透、定着させる従来型の3ステップトリートメントです。トリートメントの下地を整え、髪の内側(コルテックス)と外側(キューティクル)にそれぞれ働きかけます。ホームケアでは補修しきれない部分を補修できて、しっとりとした質感に仕上がります。
クセやエイジングによる広がりを抑えることはできませんが、ダメージによるパサつきを抑えることで髪のまとまりが良くなります。熱を利用しないので、ストレートアイロンを使わず、どんなヘアスタイルでも対応できます。アクティブプレックストリートメントと同様に短期間での繰り返しも有効です。
時間があまりかからないこともメリットで、低、中(ダメージレベル2~3)程度のダメージがある方に向いています。
④アフターリペア
アフターリペアは、2種類のトリートメントを使用して、カラー、パーマ、ストレートの施術後に髪の補修をすることができます。手触りが良くなって、質感が向上します。
システムトリートメントと迷われることもありますが、カラーやパーマのあとに毎回アフターリペアをされていれば、基本的にはシステムトリートメントの必要はありません。
髪があまり傷んでいない方が予防的に選択されることもおすすめです。
以上がトリートメントメニュー4つの解説です。
トリートメント効果の持続期間は、ホームケアによって大きく左右されます。
担当の美容師と相談しながら、ご希望の仕上がりに合ったトリートメントを、ぜひご体感ください。